モバイル事業部

高品質なアプリを提供し
豊かなスマホライフを実現する
生活に身近なスマートフォンアプリやXR(VR/AR/MR)アプリの開発を通して、多くの人々の暮らしの一部に関わる。

INTERVIEW
福井工業高等専門学校
電子情報工学科 2016年卒業
山下 隼人(やました はやと)

バーチャル空間でつながる、新しい体験を形に
バーチャル空間上で国際的な大規模イベントに参加できるアプリの開発に携わっており、私はプロジェクトリーダーとして、チームメンバーへのタスク振り分けや進捗管理、お客様への報告、スケジュール調整、設計業務など幅広く担当し、計画通りプロジェクトが前進していくよう尽力しています。
スマートフォン・PC・VRヘッドセットに対応したアプリで、大手企業が主導するこのプロジェクトには複数の会社が関わっており、その一員として開発を任されています。イベント開催の3年前から始まった長期プロジェクトの中で、私たちの技術力がその一端を担っています。
多くの技術と関係者が交差するからこそ、得られる学び
今回のアプリ開発では、3D空間に立体映像を表示するために、外部の専用SDKを活用しています。SDKとは、特定の機能をアプリに組み込むためのツール群であり、私たちはこのSDKを利用することで高度な3D表現を効率的に実現しています。ただし、私たちのアプリ開発と並行して別の会社がSDKを開発しているため、不具合が発生した際には、それがアプリ側の問題なのかSDK側なのかを見極める必要があります。特に当社が関与していない部分が原因となる場合、いち早く状況を切り分け、適切な対応を取らなければ、プロジェクトの遅れにつながるため、日々状況を俯瞰することを意識しています。
難しさはある一方で、SDKを通じて自分たちだけでは実現できないような表現が可能になり、立体映像がアプリ上で再生される瞬間には大きなやりがいを感じます。多くの会社が連携して進めるプロジェクトだからこそ、普段は扱わない新たな技術や視点にも触れられ、自分の知見が広がっていくことに大きな充実感があります。
お客様のパートナーとして選ばれ続けるために
プロジェクトリーダーとして携わった案件が無事に完了し、お客様から感謝の言葉をいただけたとき、そして次の案件まで任せていただけたときに、大きな喜びとやりがいを感じます。ただ仕様通りにアプリを作るだけでなく、信頼される関係性を築くことが、より良い成果につながると考えています。
たとえ依頼の範囲外の課題であっても、すぐに「できません」とは返さず、スケジュールや人員の調整を検討しながら「どうすれば解決できるか」をお客様目線で考えるようにしています。その姿勢が伝わることで、頼りになるパートナーとして関係が深まり、次の案件の相談をいただけることも増えてきました。こうした信頼に応えるプロジェクトを積み重ねていくことが、自分自身の成長や会社への貢献につながっていると実感しています。